「Woodly®」をデザインした理由
「プラスチックが環境に悪いのなら、プラスチック以外の素材に交換しよう」
このように認識されることはよくあります。化石由来のプラスチックの使用をやめて、全く異なる素材にすれば問題は解決するだろう、という考え方です。実はそんなに簡単にはいきません。
プラスチックはすでに世界中に溢れていて、大量に生産されている素材です。実際に、何万種もの異なるグレードのプラスチックが、商業的に使用されています。プラスチックは、消費生活と完全に一体化しているため、ほとんどの場合、私たちはプラスチックの存在に気付いていないほどです。世界のプラスチック生産量は年間3億5,000万トンに達していて、減少の兆しはありません。それどころか、プラスチックのCAGR(年平均成長率)は3.5%で成長すると予測されています。
つまり、プラスチックは代替できませんし、代替する必要はないのです。プラスチックをプラスチックのまま、そのデメリットを解消すれば良い、と当社は考えました。
当社は、プラスチックのメリットを維持しながら、生態系への影響を軽減するようにプラスチックを再設計しました。それがWoodly®です。